平成幕末史

平成の坂本龍馬 徒然ブログ

世界に一つだけの花

ある女から、「比べちゃだめよ」と叱られたことがある。「あの子はこのように出来ているのに、きみは出来ていない、その差は…」とかいう類の私の発言を聞いた人が、誰かと誰かを比べてはいけないし、ほめて伸ばすべきだ、と私を批判してきた。私の感想は、だから偏差値が上がらないのだろうな、というものだった。以前にどこかに書いたこともあったが、もう一度この問題を振り返ろう。結論を言えば、受験とは競争以外の何物でもない。他人と比べられることなく、受験ができるだろうか。受験の成功は、他人を押しのける以外には成立しない。比べられて、その比較に勝つことを、「受かる」というのだ。
 
運動会の徒競走で、子供の心の成長を阻害するから、順位付けをしてはいけない、という退行的で矛盾を極めた文化的環境で君たちは育っている。
 
比べられることを受け入れなければならないし、それを成長の糧にしなければならないだろう。競争で敗れたなら、次こそは勝つ。健全な競争というものがあるとすれば、受験だけであり、世の中にでれば、努力は報われず、嘘つきが這い上がる歪んだ競争しかない。君たちが今、勉強を別にしたとして、競争から解放されているかに思えるとすれば、もちろん家の中にいるからであり、親の庇護を受けているからだ。
 
比較の中で耐え忍び、努力し、相対的な順位をあげようともがくこと。模試の結果を引き受けるとは、そのことだ。数字を信じるとは、競争の憾みや辛みや嫌味に負けず、図太く競争を生き残ることだ。競争をサバイバルすることだ。